ティフグランドは80年の歴史をもつティフシリーズの育種開発において、その耐陰性の高さが科学的に実証された米国登録品種です。
海外ではFIFAワールドカップ会場をはじめ、多くの事例があります。27,000個体の中から、23年間にわたり選抜育種された最高品質の耐陰性に優れた、種子をつけない三倍体ハイブリッドのバミューダーグラスです。
※1959年に発表されたティフウェイ(テイフトン419)を開発したのもジョージア大学です。
ティフグランドの特性
項目 | 品種名 | |
---|---|---|
ティフグランド | ティフウェイ(ティフトン419) | |
耐陰性 | 60%〜70%の遮光条件下でも生育良好 | 6時間以上/日の日照量が必要 |
ターフ密度 | 高い | 通常密度 |
施肥量 | 軽減可能 | 施肥必要 |
草丈 | 半矮性で濃緑色 | 草丈高くなり、淡緑色 |
対害虫 | ケラへの忌避効果高い | ケラの忌避効果なし |
水要求度 | ティフウェイよりも乾燥に強い | 水要求度が高い |
回復力 | 横への生育早く回復力高い | 日本芝より高い |
ティフグランドの採用事例

熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
ラグビーの東の聖地と言われている埼玉県熊谷市にあるラグビー専用グラウンドです。2018年にティフグランド国内初導入により改修を行い、ラグビーワールドカップ2019の本会場として予選3試合が行われました。
海外実績
海外でもFIFAワールドカップ会場をはじめ、多くの事例があります。
また2014年FIFAワールドカップのブラジル大会ではベストピッチ賞を受賞。

ベイラ・リオスタジアム
2014年FIFAワールドカップブラジル大会会場

アレナ・ダ・バイシャーダ
2014年FIFAワールドカップブラジル大会会場

ロバートFケネディ メモリアルスタジアム
(アメリカ・ワシントンDC) D.Cユナイテッド本拠地

アレナ・パンタナール
2014年FIFAワールドカップ ブラジル大会会場
ティフグランドの開発
1959年のティフウェイ(ティフトン419)の発表をはじめ、あらゆるハイブリッドバミューダグラスを開発発表し続けてきたジョージア大学が1990年代から、27,000個体の中から20年以上にわたり選抜育種した結果、「ティフグランド」を開発しました。

ティフグランドの生産
- ティフトン芝の生産日本一であり、全国有数の芝生産地である鳥取県の 広大な鳥取砂丘を利用した圃場にて栽培管理。
- ITGAP(国際芝草遺伝的保証プログラム標準)による厳格な栽培地 検査を実施。


ティフグランドの品質保証

(国際芝草遺伝的純度保証プログラム標準)
- ジョージア作物改良協会が運営する国際芝草遺伝的純度保証プログラム 標準(ITGAP)による管理・検査の元、 無許可の増殖等を禁止し徹底 した品種・品質管理。
- ITGAPによる圃場検査を毎年実施し、合格した圃場にのみティフグラン ドの生産が許可され、品質保証書が出荷毎に発行されます。