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芝によって種播きの必要な種類もありますが、一般的に普及している日本芝や西洋芝では種まきは必要ありません。切り取ったあとに地下茎が残っていれば、再生して約1年後にはまた商品として出荷できるようになります。
ただし、西洋芝の中でも寒地型(ベントグラス、ブルーグラス等)は切り取った後に毎回播種して次の商品を作ります。
おっしゃるとおり土付きで出荷しますので、芝畑は除々に低くなっているのは事実です。しかしながら、刈りカスがサッチとして残ったものや古い地下茎が腐植して土に返ったり、切り取後に堆肥を投入したものが土に返ったりしますので、単純に5年で5cm低くなることはありません。
ただし、10年以上作り続けると表層の良質な土壌が少なくなったり、芝自体が衰弱し地下茎の伸びが悪くなったりして、2年以上生産管理しないと芝生が仕上がらなくなった圃場では、客土をしたり、あるいは二年間程度他の作物を作って頂く等の改植を勧めています。
芝の生育期間(休眠期を除く)は、切り取り後の日数が経過すればするほど品質は低下します。特に、店頭販売される芝は結束されたままですので、束の中程にある芝判の葉っぱは呼吸することが出来ずムレて変色します。芝束をほどいてみて新芽(たぶんモヤシ状になっていると思われる)が生きているようであれば葉っぱが変色していても使用出来ます。ただし、芝張り直後の見栄えが悪いことと、緑色を確保した新鮮な芝に比較すると、芽数が減少していますので、少し管理に手間がかかりますが、きちっと管理してやれば1~2週間ももすると新葉が展開して緑色が回復します。
※ムレた部分に白カビが多発していたり黒変が厳しくて新芽が見あたらないものや、芝自体がカラカラに乾燥したものは、商品価値は全く望めません。
芝生をどんな風に仕上げたいかによって、芝刈りにかかわらず全ての管理が違ってきます。芝は適度な刈り高で刈り込んでやればやるほど、上方向から横方向に生長しますのでより緻密になり、適量の散水と施肥管理によって綺麗な芝生に仕上がります。
また、刈り込み頻度が多く緻密に仕上げておけば、雑草が混入しにくくなり除草等の管理を大幅に削減できますし、仮に混入しても芝の刈り高で常に刈り飛ばせば、ほとんど気にすることはありません。個人邸では6~9月は2回/月程度の芝刈りをお勧めします。
芝生は人が入って踏圧が適当にかかる方が、接触刺激で茎葉にエチレンが生成され生育を抑制し矮性化して緻密度が増しますが、一定の踏圧レベルを越えると逆にストレスで退化してしまいます。
例えば公園等の芝生内で人の通行量が多すぎて、道がついたように芝が無くなっている部分などは、これに該当すると思われます。
個人邸や学校の中庭などでは、建物や樹木に遮られて4H/日以下の日照量しか確保できないような日陰になる箇所も芝は退化してしまいます。
その他では、雨水などがたまりやすい排水の悪い箇所や床土が極端に乾燥してしまう箇所等も芝の生育を阻害する要因となります。
在来種よりも地下茎層(ライゾーム)が厚く踏圧に強くダメージ回復力の強いもの、春の芽立ちが早くさらに冬の休眠時期が遅く緑葉期間の長いもの、矮性化し芝刈り頻度が省力できるもの、葉腐病に耐性のあるもの等があります。
もともと高麗芝の自生が確認されていたのは、日本では九州以南、海外では台湾、インドネシア、インドあたりと認識しています。(間違っていたらゴメンナサイ)
日本で高麗芝が確認された当時、発見された珍しい植物に『コウライ』等の接頭語を付けていたことに由来するのではないかと思われます。ちなみに朝鮮半島には高麗芝は自生していません。
土のグラウンドと同様に石灰でライン引きができます。芝生への影響は全くありません。
アメリカンフットボールの試合を見ていると芝生にチームのロゴ等がペイントされていのを見かけます。これは特殊な塗料をつかって芝にペインティングする『ターフペインティング』という技術です。したがって、公式戦をひかえフィールドの芝の色が悪い場合は全体をペイントされる場合があるかもしれません。通常はウィンターオーバーシードという技術で冬期のグリーン化を図ります。
また、ゴルフ場では冬期(芝の休眠期)の集客対策としてグリーンやフェアウェーに緑色の有機色素を散布する場合もあります。
本文のおわりです